令和6年度 学びサポート室シンポジウムを開催します
学びサポート室シンポジウム「地域をはぐくむ!インクルーシブ教育の実践と展望」
学びサポート室では、次のとおりシンポジウムを開催します。詳細は追ってお知らせします。
テーマ
「地域をはぐくむ!インクルーシブ教育の実践と展望」
インクルーシブ教育とは、特別な教育的ニーズを有する子供を含めた「すべての子ども」の学習権を学校教育で保障するものであり、世界的にも高まりを見せています。
一方、日本における特別支援教育は、特別支援学級や特別支援学校において発展を遂げてきており、近年在籍する子どもの数は増加の一途を辿っています。通常学級における特別支援教育の充実と発展、すべての子どもにとって学びやすい学校の在り方の模索は、今日の教育における喫緊の課題です。
日本におけるインクルーシブ教育の未来について、皆さまと共に考えていきたいと思います。
日時
日時:2025年3月1日(土)13:00~16:00(12:30受付開始)
場所
京都教育大学藤森キャンパス共通講義棟大講義室2
お申込み方法
本シンポジウムは、学校教員、教育委員会関係者、教員養成系大学・学部関係者、学生等を対象とします。
参加費は無料です。
参加をご希望の方は、2025年2月21日(金)までに申し込みをして下さい。受付を2025年2月28日(金)まで延長します。
こちら↓からお申込み下さい

チラシ

話題提供
<京都教育大学>
京都教育大学からは2つの地域でのインクルーシブ教育実践のお話を伺うに先立ち、そもそもインクルーシブ教育とはどのようなものなのか、どういった議論のもとで提唱されているのか、特別支援学校を廃止しようとしているものなのか、など基本的な内容をあらためて確認します。特に2022年に出された国連の障害者権利委員会からの勧告等についても紹介し、どのようにその内容を読むことができるのか、我々がどういった道を目指していくことを求めているのかということを紹介させていただきます。
<根室市教育委員会・実践校>
根室市教育委員会では、学校教育、社会教育の融合を図りながら、インクルーシブ社会の実現をめざす教育として、障がいのみならず、人種の別や男女差、性についての自認や指向性、学習の進め方やペースの違いなどを一人ひとりの個性と価値観と認め、自分らしくあるための選択や決定を尊重する「インクルーシブ教育」を推進しています。
児童生徒一人ひとりが、自分に最もふさわしい学び方を自ら選択し、試行錯誤を重ねながら達成感を味わうことができる学習指導を進めるとともに、多様な立場の市民が互いの意見を尊重しながら交流し、受容しあう各種事業を進めています。
<京都府教育庁・実践校>
京都府教育委員会では、令和6年度より文部科学省「インクルーシブな学校運営モデル」事業を受託し、舞鶴地域において小・中学校と府立特別支援学校の一体的な運営モデルの構築に向けた実践研究に取り組んでいます。舞鶴市立池内小学校、中筋小学校、高野小学校、城南中学校と、府立聾学校舞鶴分校、舞鶴支援学校の計6校が、学校の設置者の違いを越えて日常的に協働し、子どもたち・教員の姿からの気づきや変容を大切に新たな取組に挑戦しています。「インクルーシブ教育とは?」の問いに向き合った研究初年度の様子を、学校・教育行政それぞれの立場からお伝えします。