Purpose

存在意義

すべての子どもたちに
学ぶ楽しさを
届けていく。

学校園や教育委員会、保健医療や福祉などの支援機関と連携し、
多様な子どもたちと向き合いながら
教職員の教育実践を支援いたします。
その知見をもとに、実践的な支援方法を研究し、
生きた知見を届けていきます。

Mission

ミッション

  1. 通常学級における
    特別支援教育の充実
  2. インクルーシブ教育、
    キャリア教育の推進
  3. 幼児児童生徒への支援と
    そのデータの蓄積、発信
  4. 幼児児童生徒と保護者、学校や関係機関の多機関・多職種での連携促進
  5. 特別支援教育に関する
    教員の資質向上

Vision

ビジョン

すべての子どもたちの学びの充実

Project

私たちの取り組み

  • 幼児児童生徒育成支援

    学校全体の特別支援教育力の向上に向けて、それぞれの学校の風土に合った支援を開発、実践・研究しています。

  • 他機関及び地域連携支援

    乳幼児期、学齢期から社会参加に至るまでの各段階における多様な支援機関と学校の有機的な連携の推進や課題解決を行います。

  • キャリア発達支援

    発達障害のある幼児児童生徒へのキャリア教育と教員への特別支援教育の研修・支援を、関係機関と連携して開発・実践しています。

  • 知的ギフテッド教育支援

    幼児児童生徒へのギフテッド教育の現状を調査し、知的ギフテッド児(特に2E児)の支援を開発・研究しています。

Message

メッセージ

  • 京都教育大学は、「人を育てる知の創造と実践を担う大学」を指針としています。知を生み出す基礎研究、その成果を教育に活かす応用研究、さらに教育の場につなげる実践研究などの学術研究を推進する組織のひとつとして、2019年4月に総合教育臨床センターは設置されました。特別な教育的ニーズのある幼児児童生徒に関する新しい知の創造と実践によって、本人・保護者をはじめ地域社会に貢献することを目的としてきました。

    総合教育臨床センターに2022年度から、新たに学びサポート室が開設されました。学びサポート室は通常の学級で学ぶ特別な教育的ニーズのある幼児児童生徒への支援、多様な情報発信を推進していくことを目的としています。4つの部門に専門性の高い教員が配置され、多角的な視点から特別な教育的ニーズのある幼児児童生徒の理解を図り、重層的な支援のあり方をサポートしていきます。

    「学び」は乳幼児期の探索・操作から始まり、興味・関心に基づいて深められていく主体性を基盤としているものです。しかし、何かしらの障壁によって自ら学ぼうとすることが難しい状況となっている幼児児童生徒が存在しています。

    「自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるようにすること」(学習指導要領前文より)が求められている現在、そうした子どもたちの個々の力を十分に発揮できることが喫緊の課題となっております。

    国立大学法人 京都教育大学
    教育創生リージョナルセンター機構
    総合教育臨床センター長

    相澤 雅文

  • 発達障害などにより、特別な支援や配慮を必要とする子どもたちは、通常学級にも8.8%在籍していると報告されており(文部科学省,2022)、調査をするたびごとに増える傾向にあります。つまり、全ての学校の先生、保護者および関係機関の方々も、このような子どもたちの存在に気づき、理解し、日常的にご対応いただくことが必要です。しかし、どのように教育すればよいか、どのように子育てすればよいか、支援の具体的な方法を教えて欲しいなど、あちこちで悩みの声を聞きます。

    京都教育大学は、教育学部のみの単科大学ですが、総合大学のように多彩な教員を配置し、未来のすばらしい教員を育てるのみならず、現職教員の再教育を行っております。教育現場の課題に迅速に対応すべく、令和4年7月に「学びサポート室」を設置し、京都府市教育委員会、公立学校園、附属学校園とともにタグを組み、今日的な教育課題の解決方法を探る研究と実践を担っている機能的な組織です。

    4つの部門「幼児児童生徒育成担当部門」「他機関及び地域連携支援部門」「キャリア発達支援部門」「知的ギフテッド教育支援部門」にそれぞれ専任教員を配置し、さまざまな子どもたちの悩み、先生たちの悩み、保護者の悩みに耳を傾け、学校の在り方についての研究・研修・研鑽を行います。これらの成果、得られた情報、知見を広く社会に発信するために、まなサポDBを開設しました。

    学校園の先生方や保護者、支援者の皆さまを力づける、子どもたちの明るい未来に役立つツールとして、ご活用いただければ幸いです。

    国立大学法人 京都教育大学
    教育創生リージョナルセンター機構
    学びサポート室 室長

    小谷 裕実